入門コース第I講
正確な調査結果を得るためには、きちんとした手続きを踏んで調査を進める必要があります。調査対象者の選定方法、アンケート票の作り方、集計結果の読み方などを解説しました。
賃金センサス、毎月勤労統計、家計調査、消費者物価調査などの官庁統計は労働組合にとっても基礎データとして重要です。各調査の特性や制約を理解した上でどう活用するかをお話ししました。
中級コース第I講
賃金データを材料に平均値や分位数の求め方から重回帰分析まで、エクセルを使った分析手法を実際にパソコンを操作していただきながら学びました。
8月に発表された労働経済白書は、非典型労働者増大の問題を勤労者意識の面と企業行動の面の両方からデータを元に詳細な分析を行い、注目を浴びています。その内容について、白書を執筆された渡辺氏に、白書作成のプロセスも含めて解説していただきました。
萩原さんは読売新聞の記者として活躍し、2000年にUCバークレー客員研究員、2003年からフリーになり、米国からの帰国後、100人を超えるワーキングマザーや多くの企業・労働組合へのインタビューをもとに、「迷走する両立支援」を執筆されました。今回は「両立支援」と「女性活用」との関係にひそむ問題を中心に、労働組合が「両立支援」にとり組む上での課題についてお話をいただきました。
(講演内容は『労働調査』2006年10月号に掲載されています。 PDFファイルをダウンロードできます。)