Aコース
正確な調査結果を得るためには、きちんとした手続きを踏んで調査を進める必要があります。調査対象者の選定方法、アンケート票の作り方、集計結果の読み方などを解説しました。
賃金センサス、毎月勤労統計、家計調査、消費者物価調査などの官庁統計は労働組合にとっても基礎データとして重要です。各調査の特性や制約を理解した上でどう活用するかをお話ししました。
Bコース
調査データを読むために必要な統計用語や統計の基本的な考え方について実例をまじえて紹介しました。数学は苦手という人にもわかりやすい内容です。
最近、利用の広がっている「重回帰分析」や「因子分析」などの分析方法を、実際の結果を使いながら紹介し、従来のクロス集計と併せた活用のしかたを解説しました。
芥田知至さんは山一證券経済研究所、三和総研を経て、現在、UFJ総研で活躍されています。UFJ総研は今春、中高年でのフリーターの増加が日本経済に与える影響について、警鐘を鳴らすレポートを発表し反響を巻き起こしました。その内容を中心に雇用動向全体にもふれながらお話しいただきました。
(講演内容は『労働調査』2005年10月号に掲載されています。 PDFファイルをダウンロードできます。)
太田清さんは、経済企画庁で国民生活白書を執筆され、政策研究大学院大学、内閣府経済社会総合研究所を経て、現在、日本総研で活躍されています。ご承知のように近年の所得格差の拡大問題に関して積極的な発言をされてきました。この間の、所得(賃金)格差の動向を豊富な資料を基に実証的に明らかにしていただくと共にその政策的な含意についても報告いただきました。
(講演内容は『労働調査』2005年10月号に掲載されています。 PDFファイルをダウンロードできます。)